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    アニメ『ハチミツとクローバー』 海外レビュー

    Honey and Clover

    Review
    by Carlo Santos, Oct 18th 2005


    この作品はこんなに良くなるはずだったのだろうか?
    はちみつとクローバーは、フジテレビの成人女性視聴者を狙った新しいアニメ番組枠”ノイタミナ”(逆から読んでみ て)[アルファベットを逆から読むとアニメーションになる]ラインナップのデビューシリーズとして始まった。
    普段なら絶対アニメを観ない働く若い女性 を取り込もうとする、シンプルだが大胆な企画だ。そして、その原作マンガは現在、新作が出る度にブリーチやテニスの王子様のような超ヒット作と並んで、売り上 げTOP10に名を連ねている。
    心に触れる物語とユニークなヴィジュアルスタイルが、ターゲット層以外の視聴者の目をも向けさせたという事が、ハチクロの 偉大さを証明しているんだ。

    ハチクロは、おしゃれな女性視聴者にとって良い作品になるはずだった。
    ところが、結局は誰にとっても良い作品に なっている。
    ほとんどのコメディより可笑しくて、ほんとんどのドラマ(実写でさえも)より感動させてくれる。ハチクロは2005年ベスト作品の一つと 言われるまでになった。

    現実の実生活の一面を描写したシリーズのように、
    竹本は大学2年生、間山は卒業間近、森田は地獄の留年7年生と いった大学生活真っ只中から、ハチクロは始まる。
    はぐちゃんが現れた時は、” 新入生を歓迎しましょう ” といった華やかさはほとんど無くあっさりと登場人物 に加わり、そしてドラマが回り始める。
    ハチクロには、果たすべき壮大な冒険も無く、解き明かすべき複雑な陰謀も無く、見方にすべき幼馴染もいない。
    そこには人生に置いて何をすべきか悩んでいる多くの大学生がいるだけだ。
    そして、それがとても面白いのだ。

    物語がお互いの間を完璧に 推移していく中で、全てのキャラクターに焦点が当たる。
    中立的な傍観者としてシリーズの多くを過ごす竹本でさえも、感激させてくれる個人的な功績と共に物語を締めくくる。
    この作品の雰囲気は、無鉄砲なコメディから完全な悲嘆までのもの全てにコロコロと切り替わる。それでも、全く不自然さを感 じさせない。
    一つのあるエピソードの中では、美術学校式ツイスターゲームがユーモアを新たな高みに連れて行くが、数分後には竹本が友情の意味につい て考え込んでいる。

    全ての優れた少女物作品がそうであるように、ハチクロはキャラクターの複雑な個性によって成功している。森田は、彼の奇怪で気まぐれな行動とお金への偏愛により即座にファンのお気に入りとして浮上した。しかし、彼に集中しすぎると他のキャラクター間のもつれた人間関係を見逃すことに なるだろう。

    特にアユミの報われない間山への愛情は、日本のエンターテイメントにおける女性の描写に関して大量の憤りを誘うことは確実 だろう。しかし、その怒りはアユミが私たちが嫌う自分自身の弱さ、頼りなさ、そして愛の名の下に本当に愚かな行動をしてしまう傾向といったものを全て隠さ ずにさらけ出すからなのかもしれない。彼女はものすごく人間らしキャラクター達の中でも、最も人間らしいキャラクターだ。

    ところが、感情を揺り動かすほどのレベルに支えられた現実性があるにも関わらず、ハチクロのその絵柄は明らかに現実離れしていて幻想的でさえある。キャラクターデザインは、大きく表情豊かな目、極薄のライン、特徴のある感情記号というように原作マンガにほぼ完璧に合わせているからだ。

    色調すらマンガに従っている。
    君は水彩画のようなアニメを二度と観る事は無いかもしれない。
    (サイカノの様なわずかな例外はあるが)アニメーションでは、ズームアップされ た会話の場面と同じくらい滑らかに、広範囲の体を張ったコメディーシーンも描写されており、高レベルでムラが見当たらない。そしてもちろん、あの悪名高い ”  食べ物 ” オープニングを外しては、ハチクロを語り尽くした事にはならないだろう。そこでは、回転していている食物の皿がとても食物らしくない動きをしている。

    ストップモーション映像作家ヤン・シュヴァンクマイエルへの、この90秒間の敬意は多くの芸術的な手法の中でも正に一流のものだ。そのアニメーター達(このシリーズに描かれている美大生のように)が、何にもまして創造性を大切にするという事を証明している。

    音楽が感情の言語であるならば、ハチクロのように雄弁に語る作品はほんのわずかだ。
    ごく僅かのスタジオ楽器によるそのサウンドトラックは、各キャラクターに流れるありとあらゆる感情を表現する事ができている。YUKIの生き生きとしたオープニングテーマを穏やかなピアノソロへ替え、森田の狂気の沙汰でさ え魅力的でおどけた旋律によってアクセントをつけている。

    しかし、最も効果的に感情に訴える手段はシンガーソングライターのスガシカオとロックグループのスピッツによる挿入歌だ。内面的な独白のシーンで胸を打つ歌を再生するのは新しい事ではない。特に十代の不安を描いたドラマの中では。
    しかし、それがアニメに使用されるのを聴くとそのテクニックはもう一度新鮮さを取り戻す。

    ハチクロに何か欠点があるとしら、それはアニメが終了した後にもっと放送し続けてくれと君が飢餓感をおぼえることだろう。いまだ物事の渦中にあり、これから体験していく事がたくさんあるというのに、それがこれから始まるという所で毎度ハチクロは終わってしまうので。

    知 らないうちに君は彼らの友達の輪の一部になっている。
    彼らの悲しとみ喜びを共有し、彼らが持て余した感情を吐露した時には彼らと共に歩いていた。そし て、彼らの一人一人が少しだけ自分自身について学ぶのを君は見てきた。学生であろうがなかろうが、ある時期に自分自身に問いかけるはずだ。
    「僕 は何をしたいのだろうか?」
    「僕はどんな人間になりたいのか?」
    ハチクロはその答えを持っていないかもしれない。
    だが、一番大切な事は答えを探そうとすることなんだ。

    Grade(評価)

    総合評価    : A
    ストーリー   : A
    アニメーション : A
    美術      : A+
    音楽      : A+

    良 ― 君のハートを鷲掴みにする、独特のコメディードラマ。

    悪 ― 騒々しいSF戦争ものや四六時中キレてる忍者、金切り声をあげる女子高生といったアニメが好きな人には向いていない。

    animenewsnetworkの記事を管理人が翻訳引用した
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